2009年06月14日

大樹の家

東京都豊島区池袋の住宅計画です。

繁華街と閑静な住宅街との境目のような土地です。
外観は平屋に見えますが、2階建てです。
敷地の広さに対して十分に生活が展開できるような計画としました。

2階をメイン空間として広めに設定すると1階を活かしにくく、周りに高いビルやマンションが建っている関係で2階も外に対して開放しにくい状況だと考えました。また、1階が狭くなるということは庭(外部)が広くなるということですが、人通りが多いことや犯罪マップに登録されているような地域ということで、そういった状況下では必然的に垣根や塀のようなもので囲いたくなってしまいます。

そこで最初から家と塀という区分無く、敷地目いいっぱいに広がっているような固まりのような家を考えました。

小さな窓を外壁や屋根に注意深く設置して、プライバシーや通風、採光を考慮しています。寄せ棟の屋根の中に主寝室があり、その周りは勾配天井になっています。そこにトップライトをいくつかつけました。

部屋の内部にも適度な開口を設けたことによって、光が反射や回折を繰り返して、誰かが動くと他の部屋にわずかな影の揺らめきが反映されるような繊細な関係性が生まれます。

池袋というちょっと凶暴な感じのする街に隣接する静かな住宅です。


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posted by Rio at 22:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記