2016年03月27日

都心の電車に、座席は必要か?

都心の電車で座席は本当に必要なのか?ということを長年疑問に思ってきた。

主に思うことは2つ。

1:満員電車の問題を何とかして欲しい。ラッシュ時がきつい。
骨折しそうになったこともあるし、無理な体勢のまま乗り続けることもある。
ノートパソコンのモニターが割れたという人もいたらしい。

2:電車の譲り合いは微笑ましいが、それは当たり前の姿であって欲しい。
お年寄りが目の前にいるのに、イヤホンで音楽聴きながら、ふんぞり返ってスマホいじってる人が座ってると嫌な気分になる。下手に注意も出来ない。
浅く座って足を投げ出している人もいるが立っている側が気を使わなければならない状況も変だ。


以前は満員電車を解消する試みとして、東京の山手線などいくつかの路線で、朝のラッシュ時に座面が収納される仕組みがあった。しかし、これは時間帯によって変わるだけで、いったん座面が開けば上記2のような問題が起きる。

この辺は皆さんもわずかなりとも感じていることだと思う。
ならばこの二つを同時に解決できるアイディアはないのだろうか?


例えばこんな仕組みにしたらどうだろう?
suicaなどのICカードには個人情報や様々な情報を記録できる。
これを利用して・・・

a:65才以上のお年寄り
b:妊婦さん
c:身障者
d:ヘルプマーク所持の方
e:体調の優れない方、怪我している人、足腰の弱い方

上記に該当する方は、各自で窓口で申請してICカードに記録。


・・・で、椅子は1席ごとに壁面に収納されていて、
ICカードを座席上部のセンサーにかざすと開いて座面になる、というわけだ。
席を立てば自動的に壁面に収納される。

つまり登録したり、申請した人だけが座れるということだ。
(eだけはその都度、窓口の機械でピッと申請)
電車の片側だけこういう仕組みでも良いかもしれないし、特快だけ導入しても良いかもしれない。
そのかわり「優先席」とか「シルバーシート」の類は廃止。
お年寄りの中には逆に「譲られたくない」といって怒る方もいるそうだし、
ICに登録した人だけ確実に座れるのだからもう要らない。

時間帯に関係なく本当に座る必要のある人が確実に座れる

ちなみにラッシュ時の座席を無くしたことに対して、山手線の不満を聞いたことは無い。
都心においては「座席ありき」の概念で車両設計するのをやめてはいかがだろうか?

posted by Rio Kurosawa at 16:28 | Comment(0) | TrackBack(0) | 思考記録
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