都心の電車で座席は本当に必要なのか?ということを長年疑問に思ってきた。
主に思うことは2つ。
1:満員電車の問題を何とかして欲しい。ラッシュ時がきつい。
骨折しそうになったこともあるし、無理な体勢のまま乗り続けることもある。
ノートパソコンのモニターが割れたという人もいたらしい。
2:電車の譲り合いは微笑ましいが、それは当たり前の姿であって欲しい。
お年寄りが目の前にいるのに、イヤホンで音楽聴きながら、ふんぞり返ってスマホいじってる人が座ってると嫌な気分になる。下手に注意も出来ない。
浅く座って足を投げ出している人もいるが、立っている側が気を使わなければならない状況も変だ。
以前は満員電車を解消する試みとして、東京の山手線などいくつかの路線で、朝のラッシュ時に座面が収納される仕組みがあった。しかし、これは時間帯によって変わるだけで、いったん座面が開けば上記2のような問題が起きる。
この辺は皆さんもわずかなりとも感じていることだと思う。
ならばこの二つを同時に解決できるアイディアはないのだろうか?
例えばこんな仕組みにしたらどうだろう?
suicaなどのICカードには個人情報や様々な情報を記録できる。
これを利用して・・・
a:65才以上のお年寄り
b:妊婦さん
c:身障者
d:ヘルプマーク所持の方
e:体調の優れない方、怪我している人、足腰の弱い方
上記に該当する方は、各自で窓口で申請してICカードに記録。
・・・で、椅子は1席ごとに壁面に収納されていて、
ICカードを座席上部のセンサーにかざすと開いて座面になる、というわけだ。
席を立てば自動的に壁面に収納される。
つまり登録したり、申請した人だけが座れるということだ。
(eだけはその都度、窓口の機械でピッと申請)
電車の片側だけこういう仕組みでも良いかもしれないし、特快だけ導入しても良いかもしれない。
そのかわり「優先席」とか「シルバーシート」の類は廃止。
お年寄りの中には逆に「譲られたくない」といって怒る方もいるそうだし、
ICに登録した人だけ確実に座れるのだからもう要らない。
時間帯に関係なく本当に座る必要のある人が確実に座れる。
ちなみにラッシュ時の座席を無くしたことに対して、山手線の不満を聞いたことは無い。
都心においては「座席ありき」の概念で車両設計するのをやめてはいかがだろうか?