2016年03月28日

人生をやり直せるか?

もうすぐ41才になる。
高校生だったことがついこの間だったように感じられるのに、月日が経つのは早い。
(ここは突っ込み無しでお願いします)

昨年我が家で子供が生まれたが、もし現在の自分の知能や知識のまま、赤ん坊に戻ったら人生やり直せるだろうか?と考えた。

結論としては「否」だった。

赤ちゃんの動きをじっと見ていると、
モノもよくつかめない。
つかんでもすぐ離してしまう。
首もぐらぐら。
モノもどこまできちんと見えているのか分からない。
やたらと動くが、動作はとても単純だ。
口や舌も発達していないから声は出すが、言葉ではない。

だから思った。
知能と身体は連動していると。

0歳児には0歳なりの、
10歳児には10歳なりの身体がある。

大人がおいしいと感じる野菜を、子供は嫌いだったりする。
身体とそれに伴う五感のありようが、世界の感じ方、つまり「感性」を決定づけているのかもしれない。
※例えば太っている子は比較的おっとりしていたり、おおらかな性格だったりすることが多いように思う。
例外があるかもしれないが、これは身体と世界との接触の仕方に因っているのではないか?

だから私が40年前の状態に戻ったとしても、その瞬間に脳の機能も若くなり、
それに合わせて知能や知識も1歳児のそれまで後退するのではないか・・・?
時代環境による差異も生じるだろうが、自分は自分でしかない。
だから「人生をやり直す」というより、「全く同じ人生やり直し」になる可能性が極めて高い。

・・・・意味がない。


ここまで考えてハッと気付いた。
そもそも人生後悔していないし、戻る必要も無かったな、と。


posted by Rio Kurosawa at 20:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | 思考記録
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