先日、街づくりについてブログに書いたけど、
私がここで述べている意見は、地に足をつけた視点から街づくりをすべきだという発想が根本にある。
イベントや、無理矢理つくりだしたコンテンツで街を盛り上げようとしても一過性のものでしかない。例えば、商店街のアーケードを利用して、「オフィス椅子を足で蹴って進むレース大会」という試みがあって、これはなかなか面白い発想だと思った。すでに街に備わっている備品や、床が平滑に整備されているというアーケードの性質をうまく利用している。
※「いす-1グランプリ」といって京都府京田辺市で行われたのをきっかけに全国に広まっているそうだ。
街がバランスの良い状態になったら、こうしたイベントが活きてくる。その街で生活する楽しみが増える。でも、そもそも閑古鳥が鳴くような商店街でこれをやっても一時的なもので終わる気がする。根っこがしっかりしていないからだ。
地に足が付いた、と書いたけど、その対極の考え方もある。
今でも巾を効かしている、「巨大コンテンツを持ち込めば街が活性化する」という発想だ。
例えば駅前にデパートを誘致しようとか、
大手企業の工場を誘致しようとか、
街を挙げて特産品を作って盛り上げよう、
テーマパークを作ろう、・・・などである。
これを指して勝手に「コンテンツ爆弾」と呼んでいるんだけど、言ってみれば核を一個持てば、不均衡な勢力バランスをひっくり返せるという発想と同じだ。
例えば駅前にデパートを誘致しようとか、
大手企業の工場を誘致しようとか、
街を挙げて特産品を作って盛り上げよう、
テーマパークを作ろう、・・・などである。
これを指して勝手に「コンテンツ爆弾」と呼んでいるんだけど、言ってみれば核を一個持てば、不均衡な勢力バランスをひっくり返せるという発想と同じだ。
コンテンツ爆弾を投下すれば、一時的に人を集めることは出来るかもしれないが、これからは人口縮小時代だ。減っていくパイをさらに奪い合う、熾烈な椅子取りゲームにしかならない。今までの国土の発展の延長上で考えるから、従来型の方法を発想してしまう。
街づくりに参加される皆さんは、椅子取りゲームの参加になっていないか、気をつけて!