2016年09月25日

SDレビュー2016に行ってきた

久々の仕事抜きの外出。
大学の後輩の山下君がSDレビュー2016に出展したということで行ってきた。

山下君にばったり会って、いろいろ話が出来た。
私の持っている建築言語とか概念の外側にあるような自由な雰囲気を感じて新鮮だったな。
頑張っているね!

全体としての感想だけど、
SDレビュー自体が建築家の概念とかアイディアに対するチャレンジを評価するのだと思うけど、
アイディアに走りすぎているのか、冗長性を少なくすることで得られる自由を押し出す案が多いのが気になった。
まるで昨今の日本の世相を反映しているような・・・。

みんな現実との格闘の中で形にしているから、それは必然的な話かもしれない。

posted by Rio Kurosawa at 18:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | 建築探訪

2013年01月05日

2013京都旅行

京都旅行で印象的だったものを抜粋。


広隆寺.JPG
初日は雨
ここは広隆寺。
雨の京都も悪くない。
ここには木造弥勒菩薩半跏像という像が置いてある。
美術の教科書にも出てくる像だ。

十二神将像の躍動感も圧倒的だが、その中でも静かなたたずまいの
聖徳太子の17歳の座像に強烈に惹かれた。
今にも動き出しそうである。
すなわち生命感が宿っている。(・・・と感じる)
それからちびっ子の聖徳太子の立像もかわいい。
写真を撮れないのが残念!


この二つの像を何度もみて、
これ欲しい、これ欲しい、・・・・と思いながら広隆寺を後に。


源光庵.JPG

次に源光庵にて
あの円い「悟りの窓」と四角い「迷いの窓」のある寺院。
ところが窓より、床の間に飾られていた香炉(?)らしきものが気になって仕方ない。
これ欲しい、これ欲しい・・・と思いつつ泣く泣く寺院を後に。


三千院2.JPG
三千院の池
紅葉の落ち葉が池に落ちているみたいだけど、水が冷たいのか、色鮮やかなまま沈んでいた。
縦に見える光の筋は、水面に反射している木立の隙間。


三千院3.JPG
苔むした岩の中にひっそりとお地蔵さんが。
一緒に苔むしています。
かわいい。


銀閣寺1.JPG
早朝の銀閣寺を山の上から。
こういう配置関係になっていたのか。
銀閣寺の再現レプリカが展示されていたのだけど、
室内は黒漆が塗られ、装飾部は色とりどりの模様が塗られていたことが
近年わかったそうです。

質素の美学というイメージでしたけど、庭は何とも贅沢だし、色とりどりだったということは
我々が勝手に質素のイメージや美学を見いだしていたわけで、
もっと色や装飾のことを再考しなければならないんだな、という気になります。


詩仙堂.JPG
詩仙堂にて。
アプローチの竹林から差す光がとってもすてき。

金福寺1.JPG
金福寺にて
猫がとっても人なつこい。

金福寺2.JPG
なぜかついてくる・・・。


宝珠院.JPG
宝珠院にて
手水鉢(ちょうずばち)のたたずまいが印象的。
でも恐ろしく冷え込んでいたので、手は洗わず宝珠院を後に。


大徳寺1.JPG
大徳寺にて
お地蔵さん(?)
なぜ赤い前掛けなのかはわからない。
2体だけ独自性を打ち出しているのか、
白い前掛けをしている。


大徳寺2.JPG
大徳寺は広大で、いくつもの寺院がある。
あいにく雨が降り続いていたが、とある通りにさしかかると、こんな風景が!
(伝わりづらいかもしれませんが、ドラマチックな道でした。)
霧たった空間に光が充満していました。


東寺.JPG
最終日は晴れ。
東寺にて。
なんたる風格っっ!
まったく新年早々やられてしまった。
電車から遠くに見えた立ち姿も美しかった。


せんとくん.JPG
最後はなぜか京都駅のホームの端に立っていた「せんとくん」



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ここ一年ぐらいでカメラに興味がわいて、
撮るのがおもしろくなってきました。
今回も設定やら、撮り方やらで試行錯誤。

とりあえずは、上手にきれいに撮れるようになりたいわけですが、
最終的にはそうじゃないところを目指すつもりです。

今年はカメラもテーマの一つになりそうです。
どんどん腕を上げていきたいと思います。













posted by Rio Kurosawa at 20:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | 建築探訪

2012年04月05日

長野建築見学

かねてより計画していた建築見学で、大学の研究室の先輩後輩の計4人で長野の軽井沢の建築を見に行きました。
朝7時に石神井公園駅集合で出発。

車の中では最近手がけているプロジェクトのこととか、様々な情報交換。

最近出来たばかりの千住美術館
http://www.senju-museum.jp/

本当はもっと前に行きたかったのですけど、冬期は休館だそうで、ようやく見にいけることになりました。
120404-1.JPG

こんな感じでアプローチする。シンプルで気持ちの良いカーブ。
120404-2.JPG


120404-3.JPG

中を撮影出来なかったのが残念。
内部は伸びやかに丘を散策するように展示物を眺めるような、通常の美術館とは異なる体験が新鮮です。
車いすの方のことが、曲面の床の中にもきちんと考慮されていて、この調整は大変だっただろうと予想できます。
いずれにせよこれは傑作的美術館ですね。
みんなが楽しめるような空間です。
千住さんの滝の絵もすばらしく、日本画の枠組みを突き抜けるような新しい現代性を感じました。
120404-4.JPG


お昼は「かぎもとや」さんでおそば
120404-5.JPG

麺の太さもなんだかまちまちな所もあるんだけど、素朴でしっかりした味で美味しかったです。
野沢菜とか天ぷらも美味しかった。
有名なお店なんだそうです。
120404-6.JPG



続いて軽井沢らしい自然豊かな別荘地にきました。
遠目に見ても結構大きい別荘が沢山建っていました。
120404-7.JPG


先輩の所員時代に手がけた別荘。
ディティールなどいろいろ解説して頂きました。
120404-8.JPG


他にも斜面に建つ別荘も見学。建ち方がすごいですね。
120404-9.JPG



他にも軽井沢には参考になるような建築物が沢山建っていました。
都心のような厳しい規制がないため、どの建物もおおらかな感じで建っているところがいいですね。
もちろんこうした別荘地ならではの制約や問題もあります。
雪や落ち葉のことや、セキュリティーと開放性といった正反対のことをどのように解決するかとか、
メンテナンス、維持管理の問題もきちんと考えていかないといけないですね。
都心とはまた違った問題があるわけです。


最近は別荘を維持できなくなって手放す方も多いのだとか。ちょっと残念ですよね。
私が思うに、今の時代は仲間同士で別荘をシェアするという考え方もありなのではないかと思います。例えば部屋は別々だとしてもキッチンやお風呂は共有する、とか。そうすればお互いに別荘を使いたい時期の調整がいらなくなりますよね。あるいはネット上のカレンダーを共有して予約を確認しあうなど、工夫次第でスムーズな完全共有の別荘も考えられると思います。(共有したために、互いのスケジュール調整が面倒で、足が遠のくようでは別荘建てる意味がありませんよね!)


別荘があることの意味とは?
ホテルや旅館に泊まるのと何が違うのか?
非日常体験という言い方もありますが、
アトラクションを体験するのと何が異なるのか?

こういうところから別荘を考えていくと、糸口がつかめるような気がします。



弊社では別荘の計画も致します。
お考えの方は弊社にご相談ください。




posted by Rio Kurosawa at 10:14 | Comment(0) | TrackBack(0) | 建築探訪