かねてより計画していた建築見学で、大学の研究室の先輩後輩の計4人で長野の軽井沢の建築を見に行きました。
朝7時に石神井公園駅集合で出発。
車の中では最近手がけているプロジェクトのこととか、様々な情報交換。
最近出来たばかりの千住美術館
http://www.senju-museum.jp/
本当はもっと前に行きたかったのですけど、冬期は休館だそうで、ようやく見にいけることになりました。

こんな感じでアプローチする。シンプルで気持ちの良いカーブ。


中を撮影出来なかったのが残念。
内部は伸びやかに丘を散策するように展示物を眺めるような、通常の美術館とは異なる体験が新鮮です。
車いすの方のことが、曲面の床の中にもきちんと考慮されていて、この調整は大変だっただろうと予想できます。
いずれにせよこれは傑作的美術館ですね。
みんなが楽しめるような空間です。
千住さんの滝の絵もすばらしく、日本画の枠組みを突き抜けるような新しい現代性を感じました。

お昼は「かぎもとや」さんでおそば

麺の太さもなんだかまちまちな所もあるんだけど、素朴でしっかりした味で美味しかったです。
野沢菜とか天ぷらも美味しかった。
有名なお店なんだそうです。

続いて軽井沢らしい自然豊かな別荘地にきました。
遠目に見ても結構大きい別荘が沢山建っていました。

先輩の所員時代に手がけた別荘。
ディティールなどいろいろ解説して頂きました。

他にも斜面に建つ別荘も見学。建ち方がすごいですね。

他にも軽井沢には参考になるような建築物が沢山建っていました。
都心のような厳しい規制がないため、どの建物もおおらかな感じで建っているところがいいですね。
もちろんこうした別荘地ならではの制約や問題もあります。
雪や落ち葉のことや、セキュリティーと開放性といった正反対のことをどのように解決するかとか、
メンテナンス、維持管理の問題もきちんと考えていかないといけないですね。
都心とはまた違った問題があるわけです。
最近は別荘を維持できなくなって手放す方も多いのだとか。ちょっと残念ですよね。
私が思うに、今の時代は仲間同士で別荘をシェアするという考え方もありなのではないかと思います。例えば部屋は別々だとしてもキッチンやお風呂は共有する、とか。そうすればお互いに別荘を使いたい時期の調整がいらなくなりますよね。あるいはネット上のカレンダーを共有して予約を確認しあうなど、工夫次第でスムーズな完全共有の別荘も考えられると思います。(共有したために、互いのスケジュール調整が面倒で、足が遠のくようでは別荘建てる意味がありませんよね!)
別荘があることの意味とは?
ホテルや旅館に泊まるのと何が違うのか?
非日常体験という言い方もありますが、
アトラクションを体験するのと何が異なるのか?
こういうところから別荘を考えていくと、糸口がつかめるような気がします。
弊社では別荘の計画も致します。
お考えの方は弊社にご相談ください。
posted by Rio Kurosawa at 10:14
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建築探訪